高畠通敏教授著作刊行委員会のご報告
○ 委員会メンバー(あいうえお順)
――五十嵐暁郎、越智敏夫、工藤敬吉、栗原 彬、坂本政謙、佐々木寛、高畑友子、都筑 勉、林昭子、松本一榮
○高畠先生の未刊行講義集「現代における政治と人間」(7月6日)に続き、「平和研究講義」が今秋には岩波書店から刊行される予定です。
○高畠先生の著作集刊行計画
(1)著作集の概要
――5巻、別巻1巻、4、6版、400ページ程度
――執筆論文などを高畠先生の特徴ある仕事毎にまとめる。
例えば、
@現代日本政治思想:「転向」論文、「山川均」、「60年安保」など
A政治理論、日本政治論:「政治の発見」など
B選挙分析、日本の選挙論:各選挙分析
Cフィールドワークの政治学:「地方の政治」、「私のオセアニア紀行」
D市民運動、運動の政治学:「日常の思想」、「運動の政治学」
E別 巻:書評、時評、「声なき声のたより」など活動を浮かび上がらせるもの
(2)出版社
――数社に交渉中。条件としては、価格があまり高くないこと(そのためには、予約購読+寄付金を募る必要があります)、市場宣伝力を持っていること。
○ウェッブサイト・ジャーナル『市民政治』/ Civil Politicsの刊行計画
――市民政治を議論し、提案を行なう場とする。これまで高畠先 生が中心となって議論してきた市民政治論を引き継ぎ、発展させるため、年2回(春・秋号)発行する予定。本年秋に発刊を予定している第1号の編集責任者については、五十嵐暁郎先生にお引き受け頂きました。
―― 編集委員は、『現代市民政治論』執筆者、立教大学高畠ゼミOB・OG会メンバー、市民運動メンバー、編集者です。
―― ジャーナルの概要は次のとおりです。
@ 1〜2の論文
――「市民政治研究会(七夕忌)」講演会の記録と投稿
A市民政治論に関する海外論文の翻訳
B高畠論文のうち入手しにくいもの。たとえば講演記録など、 高畠先生が最終的な手を入れなかったもの。
Cフィードバック(投稿)
D関連情報
――ウェッブサイトの強みを生かして、常時入れ替え。
○雑誌の寄贈
――高畠先生の収集された雑誌類については、五十嵐先生のご尽力により、「ニューヨーク大学」に寄贈しました。
――同大学はマンハッタンを中心にキャンパスがあり、シカゴ大学にいたハリー・ハルートニアン教授が新しく日本研究を組織化しています。なお、同大学は私大で財政が豊かであり、送料も負担して頂きました。
――なお、ご遺族、五十嵐先生および高畠ゼミのOB・OG有志で雑誌類の整理・箱詰め作業を5月に行いました。
以 上